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くろべぇ横断三日目
黒部横断 三日目

しっかりケツギアは乾かした。
ここからくろべぇまで一気に高度を下げる

ま、下りだし今日中にはくろべぇ超えて
ガンドウ尾根登り返しの良いところまでいけるっしょ!

そう思って、余裕ぶっこいていた自分をぶん殴ってバイルぶち込んでやりたい。

朝起きると天気は芳しくない。
牛首の最後は等高線も詰まっているので濡れていると
いやらしそうなので雨はご遠慮いただきたい。

6時過ぎに出立
(今思うと遅い)

準備
薄暗い中準備
斜面途中なので明るくなるのが遅い

コンパスを確認しながら、藪と腐れ雪を処理していく。
午前中には黒部川の河原に立てると思っていたが大誤算。

高度を下げると尾根が曖昧になり、雪も簡単に踏み抜ける薄さになり、
壁も泥壁なので、常にヤブを掴んだクライムダウンになりペースが上がらない。

無常にも時間ばかりが過ぎていく。

ふみぬき
何度雪を踏み抜いたかわからない


ヤブ
雪渓を通過したらヤブ、ヤブを通過したら雪渓


対岸には剣沢大滝方面や、眼下にはS字峡が見えるも一向に近づかない。

剱沢大滝方面
剱沢大滝の気配がプンプンするぜぇー!!

Sジキョウ
S字峡には虹が架かっていた

泥壁トラバース
上から見るとゆるく見えるけど、実際かなり立っていて
しかも、雨でぬかってズルズル滑る。
落ちたらくろべぇまで?しかも、ルンゼなので上から落石が降ってくるサービス付き

そんなこんなで高度を下げると
S字峡の高圧電線の間に出た。
事前の予定通りの場所だ。

やぶ
灌木を掴んで高度を下げる

ここからは懸垂でなければ降りられない傾斜なので
60mダブルで懸垂4回ほどで河原に降り立つ。

くろべぇ発電所
真横を懸垂

河原上流

河原
こんにちはくろべぇ

吊り橋はすぐそこ
まだ14:30だ。
よしよし、まだガンドウに取り付けそうだ

左岸を吊り橋に向かって歩くと側壁(岩ハング&泥壁)と淵とくろべぇの流れに阻まれる。

あれ?
これ、どうやって吊り橋まで行くの?(直線距離200m)

トラバース?
阻まれた。トラバースしたらドボンする。

深い流れを渡渉するか、泥付きハング側壁登るか協議の末、側壁を登ることに。
泳ぎの得意なテディさんは泳ぎたくてしょうがなかったみたい(私泳げません)。
今思えばロープつけて渡渉が一番早く楽だったかも。

側壁2P登るためにここで初めてアイゼンを付ける。
泥壁ミックスDA!

ヤブクライムダウン
1P目終了点。
1P目出だしはハング超えでプアプロだったので結構スリリング

高巻きして東谷へ(最初から東谷目指せばよかった)
すると今度は川幅5mほどの白い奔流。
おいおいなんじゃこれ。


迫る日没、流されたらくろべぇに飲まれる状況
(今見るとなんか普通に渡れそうだな。。。)

テディさんのナイス渡渉からのチロリアンブリッジで渡渉完了。
辺りは暗くなり、ヘッデンで高巻きし、野生の勘を駆使して歩いて吊り橋まで。
すでに19:00を回っている。
ルーファイミスってたらおそらくひどいビバークになっていただろう。

たったこの距離で時間かかったなぁ。弱いなぁ。

少し下流側へ水平道を降りるとトンネルがあり
トンネル内にテントを張る。

体中泥壁の匂いが立ち上っている。
濡れているから一層臭う。

吊り橋
吊り橋ついたらもう真っ暗。そりゃ19:00回ってますから

テン場で心が折れかけた時のための対くろべぇ用宝具と名高いつるしべーこんと
スコッチ、焚き火SNKM(スーパー濡れもの乾かし祭り)をとり行い、英気を養い就寝。

予定よりだいぶ時間がかかっており
予備日までガッツリ使いそうだ。

今は黒部の腹の中。
どう足掻いても助けは得られず。
自力のみが頼りの高揚感と不安に心を傾けながら眠りへ落ちた。

ぼくらは自由である。
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まとめ

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